アートフラワーについての名称の由来や現在の状況を管理人の思いもふくめて説明しています

ロゴ・アートフラワー四季 造花、アートフラワー、人工樹木、人工観葉植物などに光触媒やCT触媒を加工して販売しています又、ウェデングブーケ、コサージ、フラワーアレンジメントなども充実させたショップです。 お店の住所所在地  香川県高松市瓦町1丁目13番地11TEL 087-862-3452
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【四季・写真館】お客様に納品したアートフラワーアレンジメントをギャラリー形式で掲載しています。
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アートフラワーについて

アートフラワーとは?

造花がアートフラワーとよばれるようになったのはいつごろからでしょうか。アートフラワーという名称は本来、白無地の布から 花弁や葉の形を切り抜いて染色し、コテで葉脈や花弁に表情をつけて、作家が望む姿に組み上げたものを指していました。それは、 まさにアートだったのです。しかし現在は造花全般に対して使われるようになりました。

アートフラワーを最初に唱えたのは先駆者の飯田深雪先生で、外交官夫人のかたわら料理、マナー、アートフラワーと領域を広げて 活躍し、その功績に対して先年、文化功労賞を受けられました。1975年5月のエリザベス女王訪日の際、赤坂の迎賓館に先生の作品 が飾られその繊細さと優美さに女王が感銘を受けて絶賛されました。先生は1903年生まれで100歳の時本を出版され、その名声は衰えていません。
(追記)先生は平成19年7月4日、老衰でおなくなりになりました。 合掌
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その後アートフラワーの世界は、自然界に無い色や姿を創造するようになり、そういった有力な作家が多数出現する状況が生まれて きます、創造性と芸術性の高いアートフラワー(染め花)のイメージに造花販売業者が乗っかるというか名称を利用していたのが近年 までの状況でした。しかし現在はコンピュータと生産の技術革新で状況は様変わりしてしまいました。
造花がアートの名に恥じない進化 を遂げたのです。

繊細な色使い、目を見張る質感、細部のデティールにまで施されたリアル感、そして従来のアートフラワーでは考えられない価格、 実際当店でもアートフラワー(染め花)を作っていますが出来栄えと価格を比較して脱力感に襲われることが度々あります。今までの アートフラワーと比較すると、
いままでのアートフラワー     高コスト+低生産=高価格
現在のアートフラワー          低コスト+高生産=低価格
という感じですが染め花には機械生産では表現しきれない部分もあり熱心なファンの方も大勢いらっしゃいます。

アートフラワーの表現力が高まってきますと、当然フラワーデザインにも影響がでてきます。いままでですとどんなに頑張ってデザインして も、基本的に素材自体に力がないため限界がありました、そのためあきらめていた部分があったのです。しかし現在はアートフラワーの 水準が高まったため誰がデザインしても同じだという状況ではなくなってきていると思います。
デザイナーの力量とセンスが問われ るようになってきました。

会社名は出せませんが毎年、時期になると各メーカーから新作のカタログが送られてきます、いずれも素晴らしいグレードの商品なの にサンプルのフラワーデザインのページを比較するとその優劣の違いに驚いてしまいます。アートフラワービジネスに対して、考えの違いがカタログにでているように思われますが私には残念でなりません。

奈良県にある正倉院には貴重な文化財としてアートフラワーが収蔵されています。奈良時代、当時先進国だった中国の皇帝から日本 の天皇にプレゼントされたもので、古代日本人が初めてアートフラワーを見たときにどんな思いをもったのでしょうか。布で花を表現す るという発想に高度な文明と文化を感じたのかもしれません、正倉院はシルクロードの終着点といわれていますのでひょっとするとその アートフラワーは中国でつくられたのではなく、シルクロードを渡ってイラン、あるいはヨーロッパから伝わったのかもしれません。

古くから愛されてきたアートフラワーは色々な時代を経て試行錯誤を重ねながらゆっくりとではありますが進化してきました、人工樹 木やブリザーブドフラワーの登場もそのひとつです。この先どんな技術や表現力を持ったアートフラワーが創造されるのでしょうか。私はアートフラワーが大勢の人 たちにいつまでも愛され続けることを信じています。

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